灯の点る山
白老コタンから西の方、登別の方角に、昔灯の点る山があり、この灯を神の灯といい、これが見えると悪病が流行するといって、神々に加護を願ったといいます。
北海道旅行で学びました。昔、人間界に神々しいほど美しい娘がいたが、年頃になると顔や頭に悪性の吹出物が出て、ふた目と見られない姿になったが、十七、八の頃、突然姿をかくしてしまいました。
これは神々の計画で、美しい娘が人間にけがされないように、汚ない面を被せて病人に見せかけ、神の国に連れて行って女神としたのだった。
この女神に多くの子供が生れたが、その長女を登別の温泉の神にして、自分が昔病気で苦しんだので、病気に悩む者を救う仕事をさせ、神の灯もこの神が病気の流行を知らせるために点したのであると。